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外来会話の骨法
- 2018/07/19(Thu) -
町田康氏が、先日の日経の文化欄に、「会話の骨法」と題した文章を書いていました。
それによると、会話には四つ(原文のまま漢数字で)の状態があるというのです。

一、主に相手が喋(しゃべ)り自分がそれを受けて相槌(あいづち)を打つ
二、主に自分が喋り相手がそれを受けて相槌を打つ
三、相手と自分が同じくらい喋って話が動いていく
四、相手も自分もほとんど喋らず話がまったく動かない

芥川賞作家に意見するのもアレですが、まだ別の状態が存在することに気づいてないか、お忘れのようです。

五、相手ばかり喋り、自分が相槌を打つスキがない
六、自分ばかり喋り、相手が相槌を打つスキを与えない
七、相手ばかり喋り、自分はただ黙りこくっている
八、自分ばかり喋り、相手はただ黙りこくっている
九、相手も自分も同じくらいに喋るが、話は噛み合わず、どんどんずれて行く

外来診療では一や三の状態が理想ですが、意外と多いのが、五のようなお喋りの好きな方ですね。
こちらも躍起になって相槌を割り込んでみるのですが、三ではなくて九の状態になりがちです。

「頭痛がね」「頭痛?」「血圧がほら」「高くて頭痛?」「それが法事の時に」「頭痛?」「足がしびれて」
てな感じだったりしますね。
どんどんずれていく会話も、私はわりと嫌いじゃない。しばらく付き合って、会話を楽しんだりしています。

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