暑さ指数と運動
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- 2018/07/21(Sat) -
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全国多数の場所で猛暑を記録したというけど、昔に比べて観測点が増えただけじゃないの?
昔は、エアコン(クーラー)なんてなかった。最近の日本人が、暑さに弱くなっただけじゃないの? などと言うのはたぶんもう、間違いです。きっとホントに異常に暑いのです。日本中がいま、大変なのです。 今月いっぱい猛暑が続き、8月に少し収まるけど、8月下旬からまた猛暑になるというイヤな予報も聞きます。 昔は「不快指数」なんて指標を使っていましたが、今年よく聞くのは「暑さ指数(WBGT)」ですね。 不快指数は、気温と湿度から計算する数値ですが、暑さ指数は、周辺の熱環境も考慮した数値とのこと。 WBGTは「Wet-Bulb Globe Temperature(湿球黒球温度)」の略だと。LGBTとは関係なさそう。 「黒球温度(A)」は、黒い玉の中の温度で、日なたの体感温度と相関がある 「湿球温度(B)」は、汗が蒸発するときに感じる涼しさを表す 「乾球温度(C)」は、普通の温度計の温度 屋外では、WBGT (℃) = 0.2A+0.7B+0.1C 、屋内では、WBGT (℃) = 0.3A+0.7B、と算出するそう。 この指標は、1954年に米海兵隊で開発されたそうですが、興味深いのはアメリカスポーツ医学会の指針です。 WBGTが28℃以上の場合は、10マイル以上の長距離走を禁止する、というもの。 これを踏まえて日本体育協会も、WBGT28℃以上は厳重警戒(激しい運動は中止)としています。 さて、今朝の東京のWBGT実測値は、朝7時で29.1℃、8時が30.0℃、9時が29.9℃でした。 東京オリンピックのマラソンは、スタート時間を午前7時に早めるそうですが、焼け石に水ですな。
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