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蚊の時期到来
- 2018/08/17(Fri) -
今日は良く晴れたわりに、昨日までよりも少し、空気を涼しく感じました。
午前中に散髪して、帰り道でふと空を見上げると、秋っぽい雲が高く薄くたなびいていました。

そして、庭に出ると、蚊です。猛暑のために活動が低下していた蚊が、そろそろ活発に動き始めそうです。
3日前にBBQをしたときには蚊の心配がありませんでしたが、今後は確実に虫除けスプレーが必要ですね。

奇しくも2日前、熊本県に日本脳炎注意報が発令されました。
県内のブタの血清から、日本脳炎ウイルス遺伝子が検出されたためです。
このようなブタを吸血した蚊がウイルスを媒介し、次に刺したヒトに感染させます。
多くは不顕性感染(感染しても発症しない)ですが、100〜1000人に1人が発病するとされています。
6〜16日の潜伏期の後、高熱・神経症状・痙攣・意識障害などが起きます。

2010〜2017年の発症者は42人(年平均5.25人)。患者数が多いのは、福岡・長崎・熊本の3県でした。
やはり熊本のお子さんには、早めの予防接種をお勧めしたいところです。

日本脳炎ワクチンは、3歳・3歳・4歳・9歳、と4回の接種を受けるのが標準的な定期接種のタイミングです。
しかし近年、1歳児や0歳児が日本脳炎を発症したことを考慮すると、3歳からの接種開始では遅いようです。
当院では、BCG接種の4週間後(0歳6カ月)からワクチンの接種を始めるよう、お勧めしています。

過去の一時期、積極的勧奨接種が中断されていたため、日本脳炎ワクチンには特例接種が設定されています。
勧奨接種中断中に定期接種の機会を逸したお子さんを、救済するためです。
毎年の患者数が5人程度だというのに、日本脳炎の予防に対してはかなり手厚い救済措置となっています。

一方で、毎年の患者数が1万人で、そのうち3千人が亡くなっている感染症の予防接種が、滞っています。
HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)です。もう5年以上も、積極的勧奨接種が中断しています。
いつになったら勧奨接種が再開するのか。いいかげん真面目に考えてもらえませんかね。もちろん救済措置も。

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