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病院で熱中症
- 2018/08/29(Wed) -
岐阜市の病院で、80代の入院患者5人が相次いで死亡した事件。病院は殺人容疑での家宅捜索を受けました。
死因としては、エアコンが故障した後の冷房対策に不備があったことによる、熱中症が疑われています。

病院長がまた、すっとぼけたコメントをするものだから、世間の批判が強まっています。
「エアコンが故障し、修理に1カ月かかるため、扇風機を9台ほど出した」
「患者さんの中に暑い部屋の方がいいという人もいて、その人たちには(元の部屋に)残ってもらった」

報道番組の出演者らは、次のようにコメントしています。
「高齢者は体温調節が苦手なので、エアコンの故障で熱中症が発生することは容易に予測できる(はず)」
「(エアコンが故障したのなら)地域で連携している病院に転院すべきだ」
「医者だったら、そういう結果になることはわかっていたでしょ、ということですよね」(羽鳥慎一氏)

ひどい話に聞こえますが、しかし、病院を厳しく非難する前に、事実関係を明らかにすべきだと思います。

・全員80代という5人の死亡患者の、原疾患や病状、QOL、意識レベルはどうだったのか
・どのようないきさつで入院し、家族との関わりや面会の頻度等はどうだったのか
・エアコンが故障したからといって、依頼すれば他病院が受け入れてくれる可能性はあったのか

メディアはこの病院の行為を「未必の故意殺人」だと断じていますが、まずは、真実を知りたいものです。
基礎疾患を抱えた超高齢者が「終の住み処」として死ぬまでの日々を過ごす病院は、全国に無数にあるはず。
なかには、意思の疎通もできず、鼻と尿道に管を入れられ、24時間ずっとベッド上にいる方も大勢います。
私は若い頃にアルバイトで、そのような老人病院の当直をしたことが何度もあります。

たしかに、今回の病院のエアコン故障への対処のまずさは、責められるべきかもしれません。
しかし同時に、今回亡くなった5人の方々の、もともとの病状がどうだったのか、それを知りたいのです。

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