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予防接種歴の管理
- 2018/09/06(Thu) -
当院でワクチンの接種を行ったお子さんの予防接種歴は、自作の「予防接種台帳」で管理しています。
私がMacの「ファイルメーカーPro」というソフトで作製したデータベースです。

熊本市在住の方であれば、熊本市の「予防接種番号」が「母子手帳(親子健康手帳)」に記載されています。
定期予防接種の予診票には、その予防接種番号の記入欄があり、市が管理できるようになっています。

おそらく市のデーターベスには、市内のすべてのお子さんの予防接種歴が入力されているはずです。
ときどき、母子手帳を紛失して、再交付を受けた方が来院されます。予防接種のページは「まっさら」です。
でも、大丈夫。保健所に問い合わせれば、データベースを参照して、その子の予防接種歴を教えてくれます。

ただし、保健所があいているのは平日のみ。土日の問合せに対応してくれないのは、けっこう痛いですね。

さて今日は、平日だというのに、保健所がまったく役に立たないケースに遭遇しました。
県外からの転入者で、しかも母子手帳を紛失したという方です。
熊本に来て再交付されたばかりの母子手帳は、まっさら。予防接種歴は保護者の記憶に頼るしかありません。

ワクチンの過剰接種を避けるためには、過去の接種歴を確認しなければなりません。
保健所に尋ねると、他県での接種歴は熊本市では把握してないので前の居住地の自治体に尋ねてくれ、だと。

はぁ?、そういう「名寄せ」作業って、一医療機関がすることですか?、保健所の仕事じゃないの?
そのように私は、実際に少々厳しく言い返してしまいました。あとで仕返しされたら怖いですが。

他の自治体、とくに他県からの転入者については、熊本市は予防接種歴を把握できないようです。
マイナンバーでも活用しない限り、子どもの予防接種歴を全国で統一して管理することは難しいのです。

なので現行システムでは、他県で接種済のワクチンを、転居後にまた定期接種してしまうことがあり得ます。
過剰接種が医学的には問題がなくても、公費を使って無料で接種する以上、できれば避けるべきです。
それを防ぐのは、国や自治体の仕事です。医療機関に頼らないでください。

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