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BCGにヒ素混入
- 2018/11/03(Sat) -
BCGワクチンの溶解液(生理食塩液)から、基準を超えるヒ素が検出されたと報じられました。
出荷は停止されましたが、ヒ素が健康に問題無い量であるということで、ワクチンの回収には至っていません。
現在流通しているのは、薬品卸の在庫分であり、そのまま接種をしてもよいということになっています。

当院では、現時点で数名のBCG接種の予約が入っており、保護者によく説明した上で接種を続ける予定です。

問題は、わずかなヒ素が混入していたということよりも、それを厚労省が3カ月間公表してなかったことです。
安全性に問題が無いから、わざわざ発表するまでも無いだろうとタカをくくっていたのでしょう。
しかし、それこそが、危機管理意識の欠除の現れだと思います。

このような事実は、とにかく早めに公表すべきです。あとで情報が漏れたのでは、結果が大違いなのです。
これは、豊洲問題を見れば明らかです。都合の悪いデータを隠せば、メディアが飛びつき混乱するばかりです。
有害物質が検出されて大騒ぎした豊洲ですが、築地よりはずっと衛生的であることは誰にだってわかります。

これからBCGの接種を受けたり、すでに接種済のお子さんの保護者の方には、次の点を協調しておきます。
(1)検出されたヒ素は、健康に問題を起こす量よりもはるかに少ない量であり、医学的には問題ないこと
(2)だからこそ、薬の回収命令は出ておらず、現時点で流通しているBCGを接種しても、問題ないこと
(3)今月、新たなBCGが出荷される予定であり、ご心配な方は、新ロットの流通を待つこともできること

この3点を、厚労省が3カ月前に自主的に公表していたら、何も問題なかったはず。隠すのは、ダメですね。

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