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風疹対策の進次郎節
- 2018/11/07(Wed) -
わが国のワクチン行政の不備や遅れの問題については、以前から何度も書いてきたところです。
ワクチン後進国」という汚名を返上すべく、ここ数年、いくつかのワクチンの定期接種が始まりました。

しかし、何年たっても議論が続くばかりで定期接種になってないのが、おたふくかぜとロタウイルスワクチン。
さらにHPVワクチンも、わが国では事実上止まっており、諸外国からおおいに非難されています。

日本の後進性がとくに問題だった麻疹・風疹の予防接種は、2006年から第1・2期定期接種が始まりました。
さらに2008年からは第3・4期定期接種が、5年間の時限措置として、中高生に対して実施されました。

しかし、その対象年齢を超える者(1989年度生まれ以上)に対しては、何の配慮もなされませんでした。
つまり、現在おおむね28歳7カ月以上の方々は、ワクチンの接種回数が足りない世代です。
さらに39歳7カ月以上の男性と56歳7カ月以上の女性は、定期接種の機会がまったくなかった世代です。

風疹にかかって問題となるのは妊婦ですが、その感染源としては30代以上の、とくに男性が危険な存在です。
したがって、先天性風疹症候群を減らすためには、30〜50代男性へのワクチン接種が必要とされています。

「風疹をなくそうの会『hand in hand』」の代表者らが一昨日、小泉進次郎氏に要望書を手渡しました。
自民党厚生労働部会長という、ワクチン行政に強い影響力のある立場にある小泉氏は、次のように述べました。

「風疹は排除できるにも関わらず、日本が実現できていないということは何かが足りないはずだ」

私に言わせれば、厚生官僚の科学的・客観的判断力、あるいは覚悟が足りなかったと言うことでしょう。
副反応を疑う事例に振り回され、大事な積極的勧奨をすぐ止めてしまうような弱腰が、もっとも問題なのです。

小泉氏が、過去の政策に疑問を呈し、風疹対策に取り組む姿勢を明言してくれたことは、大いに評価します。
他の議員たちとは異なり、リップサービスだけで終わらせるような人ではないと、期待もしています。

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