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ワクチン実は製造不足
- 2018/11/28(Wed) -
インフルエンザワクチンの、今シーズンの医薬品卸からの納入数は、原則として昨年実績と同じ本数です。
ワクチン製造量が不足した昨シーズンとは状況が異なるはずなのに、昨年と同じ本数しか納品してくれません。
そのような事態になっている理由は、いくつか考えられます。

(1)今年もまたワクチンが大幅に不足したら困るので、メーカーが最初から供給を厳しく制限している
(2)昨年の使用本数と同程度だけ製造すれば、メーカーはワクチンを完売できると考えて少なく作った
(3)今年も昨年と同様にワクチンの製造段階で色々な問題があり、結果的に製造量が昨年並みになった

当初は(1)だろうと思い、最近では(2)を疑い始めていましたが、どうやら真実は(3)かもしれません。

インフルエンザワクチンは、A型2株とB型2株の流行株を予測し、「4価ワクチン」として製造しています。
しかし、とくにA/H3N2 亜型については、宿命的な問題があります。
ひとつは、「鶏卵馴化」によってワクチンの成分が変異して、最終的に効きにくくなること。
さらに、製造効率を上げるために増殖しやすい株を使えば、流行株との違いがますます大きくなること。

ワクチンの製造効率と有効性はしばしば相反するもので、厚労省は通常、前者を優先します。
効くか効かないかを厳密には追求せず、それよりもワクチンが不足しないようにすることに注力するのです。

今シーズンも、悩んだ末に株を選定したわけですが、時間がかかったくせに効きが悪い可能性があります。
ワクチンの供給量も、昨年よりは少し増やすつもりだったのが、結局は昨年並みに落ち込んでしまいました。

昨年の失敗に学んで今年は万全を期したはずなのに、結局、昨年と同じ轍を踏んだ格好です。
なので医療機関への納入数も、昨年実績並みというわけですか。理由は理解はできても、納得はしかねますね。

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