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インフルの検査と治療
- 2019/01/05(Sat) -
年が明けて、当院は今日から診療を開始しましたが、インフルエンザは年末からの流行が止まっていません。
近隣の救急病院等の情報でも、今年に入ってインフルエンザ患者がとても増えているようです。
さらに、今シーズンに限った話ではありませんが、熱や症状だけでは判断できないケースが多いですね。

極端なのが、熱の出ない(まったく平熱の)インフルエンザ。症状は軽い風邪症状のみ。けっこう元気。
インフルエンザに罹っている家族がいるということで、念のため検査したらA型陽性。
検査しなければインフルとは疑わず、本人にもその自覚がないので、周囲への感染源となります。

インフルエンザの疑いのなさそうな方に、保育園や職場の事情で「念のため検査」を行うのには反対です。
しかし、疑うべき医学的状況があれば、念のために検査をする意義はあります。その判断は難しいですけど。

インフルエンザに罹っても、必ずしも抗インフルエンザ薬で治療する必要は無い、という考え方があります。
たしかに、2001年にタミフルが発売されるまでは、そのような便利な薬はこの世にはありませんでした。
たいていの場合、タミフルを飲まなくてもインフルエンザは治ります。
しかしそれでも、私がほぼすべてのインフルエンザ患者に抗インフルエンザ薬を処方する理由は、

・少しでも早く治し、社会復帰を早める
・少しでも合併症を減らし、生命予後を改善する
・少しでも周囲への感染力を減らし、流行の拡大を抑える

どれも少しの違いですが、一定の評価を得ている薬がある以上、使わない手はない、というのが私の考え方。
ただしインフルエンザかどうかを確定させてから薬を使いたいので、検査もできるだけ行う方向なのです。

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