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高齢者ワクチン延長へ
- 2019/01/12(Sat) -
高齢者の肺炎予防のための、「肺炎球菌ワクチン」の定期接種の経過措置が、延長されることが決まりました。

本来は65歳が接種対象ですが、これまで経過措置として、5の倍数の年齢の高齢者に接種が行われてきました。
経過措置期間の5年間(実際には4年半)で、65歳以上の全員に、1度ずつ接種の機会が与えられた格好です。

ところが接種率は40%程度と低迷しています。
その原因は周知不足だけでなく、対象や接種回数がわかりにくいことや、接種が有料ということもあるしょう。
そこで、経過措置を5年間延長し、高齢者にもう一度接種の機会を与えようというというわけです。

そのこと自体は、よい考えです。当然、延長すべきでしょう。しかし問題は、そのやり方です。
厚労省の方針案では、これまでの経過措置と同様に、5の倍数の年齢の高齢者が接種対象となるようです。
でも「年度区切り」がわかりにくいし、もはや5の倍数の年齢に限定する意味って、ないんじゃないの?

これまでの経過措置で接種した方は対象から除外されるので、未接種の方は高齢者の約6割です。
そのうちの一部の方が接種するわけですから、ワクチン不足を懸念するほど殺到するとは思えません。
もはや、経過措置の対象年齢はシンプルに、「65歳以上全員 (-`ω´-)キッパリ 」、でいいじゃないですか。

5の倍数の年齢という対象設定を、「5年ごとに接種ができる年齢になる」と誤解してる方は何人もいました。
「一生に1回しか接種できませんよ」と私が言えば、「では私は5年後に接種します」と応じる人もいました。

そのような方々に私は、「経過措置は今回限り。次の機会はありません」と説明して、接種を促してきました。
対象年齢を過ぎてしまって定期接種を逃した方には、ワクチンの任意接種をお勧めしたことさえあります。
まことに申し訳ありませんが、私はウソをついていました。あと一巡(たぶん)、接種機会が回ってきます。

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