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今年も愚問の世界史B
- 2019/01/21(Mon) -
センター試験が終わると、いつものように私が話題にするのは「世界史B」ということになります。
冒頭に7,8行の文章が提示され、そのあちこちに下線が引いてあり、関連する設問が続くという出題形式です。
バッカじゃないの?と思うようなその出題にはツッコまずにはいられないので、今年もまた書いてしまいます。

今年の世界史Bの冒頭を飾る、第1問のAの文章はこうです。
「ロンドンのウェストミンスターには、国会議事堂を初めとする歴史的建造物があり、それらは・・・(略)」

問1として、「下線部①について述べた文として正しいものを、次の1〜4のうちから一つ選べ」とあります。

ここでその「下線」が、「ウェストミンスター」に引いてあるのなら、関連性のある設問と言えるでしょう。
それが「ロンドン」や、百歩譲って「国会議事堂」に引いてあっても、まあ許しますよ。
しかし実際には、「歴史的建造物」に引いてある。何それ。単なる一般名詞じゃん。
そして案の定、続く4つの選択肢はすべて、ウェストミンスターにはまったく無関係の歴史的建造物の話。

引き続く問2や問3に関連する下線部②と③も、それぞれ「反乱」と「17世紀」です。
ウェストミンスターについて書かれた文章は結局、一般名詞を提示させる役割しかないのです。

単なる正誤問題を、いかにも深みのある文章問題のように見せようとする浅はかさが、今年も丸見えです。
知識を正確に評価するための試験であるのなら、余計な修飾はせず、堂々とストレートに問えば良いのに。
受験生にムダなエネルギーを使わせるのは、そろそろやめましょうよ。

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