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薬に発がん物質混入
- 2019/02/14(Thu) -
ファイザー製の高血圧治療薬「アムバロ配合錠」から発がん物質が検出され、自主回収が始まっています。
どうしてそんなことになるのか。血圧下げて癌になったのではたまりませんね。

アムバロ配合錠には、2種類の降圧剤「アムロジピン」と「バルサルタン」が「配合」されています。
そのうちのバルサルタンの「原薬」から、発がん物質NDEAとNDMAが検出されたようです。
この原薬は、ジェネリックメーカーの世界最大手「マイラン」のインド工場で製造されたとのこと。

バルサルタンというのは、数年前に論文不正問題で有名になった、あの薬(商品名「ディオバン」)ですね。

そのバルサルタンの発がん物質混入騒動と言えば、実は「あすか製薬」が先輩格です。
昨年7月、あすか製薬の「バルサルタン錠」にNDMAが混入していたため、販売中止・自主回収となりました。

そこで厚労省が他社にも品質管理を確認させたら、ファイザーの薬からも見つかったというのが経緯です。
となると、あすか製薬とファイザーは同一の原薬を使っていたのか、と考えるのが自然ですね。

ところが、あすか製薬のサイトを見ると、原薬の製造元は中国の「浙江華海薬業股彬有限公司」とあります。
ファイザーの原薬は「インド製」ですが、あすかは「中国製」。別会社だったか。
いやいや、中国インド国境未確定地域に存在する工場なら、インド製とも中国製とも言えるじゃないですか。

残念ながら、浙江華海薬業を調べてみると、原薬工場は浙江省と江蘇省の2カ所。いずれも東シナ海沿岸部。
う〜む。中印国境未確定地域説、崩れたり。
それらの工場を「視察」しようと、グーグルマップを見たんですけど、ストリートビュー不可でした。
中国国内はストリートビューでは見れないんですね。そのことに今日はいちばん驚きました。

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