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フライングホヌ
- 2019/02/28(Thu) -
FLYING HONU(フライングホヌ)」という愛称の、ANAの新しい旅客機の就航が、近づいてきました。
頭だけ2階建ての「ジャンボ(B747)」よりも大きな、総2階建ての「エアバスA380」という超大型機です。
ANAはA380を日本で初めて3機導入しますが、まず1機、5月24日に成田–ホノルル線に就航します。

前にも書いたように、「ホヌ」というのはハワイでは神聖な生き物とされている「ウミガメ」のハワイ語です。
「亀は万年生きる」と愛称の選定理由を語るANA社長には、「鶴」マークの某社へのライバル心が見えます。

そのウミガメの親子が描かれたフライングホヌの塗装がとても可愛いので、とりあえず私は模型を買いました。
200分の1スケールの、ハワイの空をイメージした「ANAブルー」の初号機です。目と口が可愛いですね。
ただ、昨日からクリニックの受付カウンターに乗せていますが、いまのところ患者さんの反応はいまいちです。

ちなみに2号機は7月1日就航予定で「エメラルドグリーン」、3号機は「サンセットオレンジ」になるとか。
ANAはたったの3機ですが、断トツの最大顧客エミレーツ航空には、すでに100機以上引き渡されています。
例の「ナッツリターン」の大韓航空機も、10機導入されているA380のうちの1機だったようですね。

ところで、A380は大きすぎるので採算面では厳しいらしく、各航空会社は次々に発注を取りやめました。
エミレーツ航空までが発注を大幅に減らしたため、ついにエアバスは先々週、A380の生産終了を決めました。

初号機の就航を目前にしたANAにとっては、青天の霹靂というほかありませんね、航空会社だけに。
そうなる可能性を予測していたのにA380を発注してしまったとすれば、まさに「フライング」ホヌです。

とは言え、さいわい東京–ホノルルはドル箱路線でしょうから、既定路線通り3機とも就航させるのでしょう。
でも、今から華々しくデビューしようという時に生産中止が決まるとは、ANAも出鼻をくじかれたものです。

整備とか修理の面では、将来的にどうしても不利になるでしょう。新品のうちに乗っておきたいですね。

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