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動物性集合胚
- 2019/03/04(Mon) -
「動物性集合胚」とは、人以外の動物の受精杯(受精卵が成熟したもの)に、人の細胞を注入したものです。
その取り扱い指針がこのたび改定され、今後の研究では、動物への移植やその出産が可能となります。

注入する人の細胞というのは、「ES細胞」や「iPS細胞」といった「多能性幹細胞」です。
多能性幹細胞はこれまで、シャーレで培養したり動物組織に移植して、「分化能」の研究が行われてきました。
それが今後は、動物の胎仔の体内で分化させ、それを出産させて取り出す研究が可能となるわけです。

つまり、ブタの胎仔を使って人間の臓器を作製できるということです。そのような手法が解禁されたわけです。

病気の人のiPS細胞を元に臓器を作製すれば、病気の原因解明や薬の開発研究に役立てることができます。
健常人のiPS細胞から作られた臓器であれば、移植用臓器として使うことができるようになるのでしょう。

動物の体内で人間の臓器を作るという、映画の題材にもなりそうな世界が、現実のものとなるわけです。
しかし、移植用臓器の不足を解決する手段であったとしても、私には少なからず倫理的抵抗感があります。
いや、未来の世界では、それが当たり前の移植医療となっているのかもしれませんが。

どうせそのうちに、膵臓や肝臓ではなく、脳を作ろうとするヤカラが現れるような気がします。
その集合胚を移植された動物の赤ちゃんは、人間の脳を持って生まれてくるのでしょうか。
動物ではなく、人間の子宮に移植したらどうなるのか、もう考え出したらキリがないほどの恐怖です。

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