誤変換カルテ
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- 2019/03/11(Mon) -
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電子カルテの本文の中に「誤変換」があるのに気づき、慌てて修正することがよくあります。
パソコンの変換ミスなのですが、手書きのカルテでもあり得ない話ではありません(脳内誤変換)。 当院の電子カルテはそのまま「ミニカルテ」の本文となるので、記載内容がかなり多く、文章は長くなります。 そのぶん、誤変換のリスクが増えますが、患者さんに渡す文章なので誤変換のままでは困ります。 「高熱が出たら早めに来院してください」→「高熱が出たら早めにラインしてください」 よくある誤変換です。その場ですぐ気づきますが、ひとりでウケます。残念ながら私はラインしてません。 「痒みにも効くようにしています」→「痒みにも菊陽にしています」 自分の住所をパソコンで入力した後などに、このような変換になることがあります。吹きます。 「次の接種は4週間後です」→「(次のスライドをお願いします)の接種は4週間後です」 最近ではあまり見かけませんが、以前はたびたびこうなっていました。これは私の単語登録の問題です。 現在私が使っているかな漢字変換システムは「ATOK」です。 使っているMacによってATOKのバージョンは異なりますが、ユーザー辞書はすべて同期させています。 私が所有してきたMacは、80年台の終わり頃からずっと、辞書の中身が脈々と受け継がれてきています。 医学用語はもちろんのこと、さまざまな専門用語を合併して、数万語を擁するユーザー辞書になっています。 私個人の住所録に登録している氏名も一括登録したので、知人友人親戚のフルネームはすぐに出てきます。 おかげで仕事中に突拍子もない変換候補が現れることがあり、それが誤変換の原因にもなるのでしょうね。 オカシな誤変換に気づかず、そのまま確定させてミニカルテに印刷してしまうと、恥ずかしいことになります。 患者さんが来院した際、ミニカルテの過去の恥ずかしい誤変換をこっそり「改ざん」することもよくあります。 電子カルテの本文は書き換えませんが(真正性確保の原則)、ミニカルテですから、どうかお許しを。
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