知らぬ間に全裸
|
- 2019/03/18(Mon) -
|
他人(ひと)に見られたら(知られたら)困るものにも、いろいろあります。
絶対に隠しておきたいプライベートな情報もあれば、ただ恥ずかしいとか照れくさい程度のものもある。 家族だけの秘密もあれば、家族にだけは知られたくない事だってあるでしょう。 Amazonで何を買ったか、何を物色したかなんてのも、できれば全てを大っぴらにはしたくない情報です。 ところがそのAmazon自身は、私の購入歴や閲覧歴をすべて知っています。完璧に知り尽くしています。 そのおかげでAmazonから、オススメ商品の押し売りメール等がたびたび届きます。 しかも押し売りなんだけど、気持ち悪いぐらいに私の好みに合った商品だったりします。 そんな個人情報を利用したサービスが許されるのは、それを人ではなくコンピュータが実行しているからです。 他人に私の趣味嗜好を詮索されるのはイヤですが、AIが機械的に行うのであれば許容してしまうのです。 でもそれでいいのでしょうかね。 AIが得た個人情報は、他のシステムと統合されたり第三者に提供されたりして、どんどん拡散していきます。 それなのになぜ、我々は他人に個人情報を知られるのはイヤでも、AIに知られることは気にしないのか。 AIに「人格」がないからでしょうか。AIはひとの秘密を知って笑ったりしないからでしょうか。 いや、AIって人間じゃないけれど、知的能力という面では人間と同等以上。現代人はAIを信用しすぎです。 Facebookに投稿し、Googleで検索し、Amazonで買い物をしている私の情報は、もう向こうに筒抜けです。 個人の位置情報やメッセージやメールの内容までもがすべて掌握されていることは、周知の事実です。 向こうの世界ではすでに、私は丸裸にされているのでしょうね。私だけじゃない、みんなスッポンポンですよ。
|
コメント |
コメントの投稿 |
| メイン |
|