MR接種はお早めに
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- 2019/03/25(Mon) -
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あと1週間、新元号の発表が待ち遠しいですが、その前に、年度末の予防接種の期限も迫っています。
いま急を要するのは、接種対象が「学年」で規定されている定期予防接種の対象者で、未接種の方です。 (1)この春、小学校に入学予定のお子さんの「麻疹風疹混合(MR)ワクチン第2期」 (2)いま65歳以上で5の倍数の年齢の方、または、4/1までにその年齢になる方の「肺炎球菌ワクチン」 これらの方の接種機会は、今月いっぱいです。慌てて接種する方が、今日も何人か来院されました。 高齢者の肺炎球菌ワクチンは接種率があまりにも低かったため、来年度からまた5年間、延長されます。 でも次のもう一巡で、これまでの未接種者がどれだけ心変わりするでしょうね。過度な期待はできません。 MRワクチンの第2期接種は、今月のかけこみ接種が終わると、4月からは新たな対象者の接種が始まります。 対象者(年長児)にはぜひ、4月のうちに接種を受けていただきたい。接種を遅らせるメリットはありません。 それどころか7月以降は、「風疹第5期定期接種」によるMRワクチン不足も懸念されます。 もちろん厚労省は、ワクチン不足など認めません。医療機関や薬品卸における配分の問題だと言い張ります。 しかし現実には、現場のワクチンが不足して接種計画に支障を来すことなど、過去に何度も経験しました。 第5期接種が始まるまでには、幸いなことにあと3カ月程度の猶予がありそうです。 子どものMRワクチンの接種を確実に行うために、この3カ月間は、願ってもないチャンスなのです。
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