那覇空港でも最果て
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- 2019/04/23(Tue) -
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所用で石垣島に行きました。空港の愛称は「南ぬ島 石垣空港」。「南ぬ島」は「ぱいぬしま」と読みます。
地図で見ると、石垣島は沖縄本島よりはむしろ台湾に近いところにあり、しかも台北よりも南に位置します。 では九州や本州よりもずっと暑いのかといえば、必ずしもそうじゃない。本土も暑いからです。 さて今日は、石垣よりもなじみのある那覇空港の話。近々沖縄に行かれる方の、参考には多分なりません。 沖縄那覇空港の滑走路は1本。自衛隊機等も離着陸するので、離陸の順番待ちがかなり長引くことがあります。 たいてい2列に並んで待ち、着陸機が目の前を通り過ぎたら、お隣の列の飛行機と交互に飛び立ちます。 先日は、ちょうど真横に空自のC-2輸送機が並んでいましたが、まあデカイ。ひどく太い。色がまた渋い。 主翼が胴体の上に貼り付いた「高翼配置」で、水平尾翼が垂直尾翼の先に付けられた「T字尾翼」。 翼がみな高い位置にあるので、胴体がよけいにズングリムックリに見えますが、輸送機としては頼もしい形。 ときどき戦闘機が、不意に轟音を鳴らして飛び立ちます。スクランブル発進は、年に数百回あるとか。 そうそう、旅客機の話をしましょう。熊本空港へ向かうANA便はたいてい、34番搭乗口を使います。 34番は、国内線ターミナル北ウイングのいちばん先っぽ。熊本行きはどうしても、端っこになる運命です。 そうは言っても羽田みたいな最果て感はなく、ひどく歩かされる印象はありません。 新しい41番搭乗口から熊本行きに乗ることも時々あります。どちらかと言えば、こちらの方が最果てですね。 距離が遠いというよりも、途中の経路が殺風景すぎて、ひたすら遠く感じます。 とくに、東京から来て乗り継ぐ場合には、羽田空港並に歩かされることになります。しかも動く歩道なしで。 最近、国内線ビルと国際線ビルがつながって、その連結ターミナルに新設された搭乗口が、37番と41番です。 このうち国際線との境界部に位置する41番は、国内線と国際線で共用する珍しい搭乗口です。 41番からボーディング・ブリッジに乗り込む時、境目の扉のガラス窓の向こうには国際線の廊下が見えます。 扉のあっち側は外国行き。こっち側は熊本行き。熊本はギリギリ国内って雰囲気なんですよね。
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