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医師自らの人体実験
- 2019/05/23(Thu) -
『Dr.夏秋の臨床図鑑 虫と皮膚炎』(夏秋優 著)という医学書を、何年か前に買いました。

そしたら、昨日のNHKの「ガッテン!」が、この本と夏秋先生を取り上げていたと聞きました。
さっそく録画を見てみましたが、夏秋先生って、自分でいろんな虫に刺されてその経過を撮影してたんですか。
どうりで、生々しい写真がたくさんあると思いました。まったく驚異的です。

そんな風に、自分が実験台になって病気になり、原因や病態や治療法を研究する人が、今でもいるんですね。

先日「日本住血吸虫症」に触れましたが、この病気の感染経路は、一人の医師が人体実験で証明しました。
ただし、皮膚感染を否定するために自己の体で実験したら、見事に感染してしまったという逆転劇でした。
動物実験も行われたのですが、それよりも自分で人体実験するところに、昔の医者の研究者魂を感じます。

野口英世が、研究していた「黄熱病」に罹って死亡したのは、91年前(1928年)の5月21日でした。
黄熱病の病原体をしばらくは誤認していた野口ですが、死亡する少し前に、その誤りに気づいたようです。
決して意図した感染ではないものの、感染を覚悟した研究であったことは間違いないでしょう。

野口英世の肖像を見ない日はありませんが、その千円札の肖像は北里柴三郎に変わることが決まっています。
北里柴三郎もかなりの偉人です。細菌学のみならず教育や実業にも携わり、医学界への貢献度は絶大です。

でも、子どもの頃に伝記で読んだ思い出が強く残っているのは、苦学して最後に殉死した野口英世の方ですね。

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