印刷ミス
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- 2019/07/04(Thu) -
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参議院選挙の期日前投票に関連して事務的ミスが判明し、熊本市の選挙管理委員会が謝罪しました。
投票宣誓書の住所欄に「中央区」と表記されたハガキを、「北区」の有権者11万人余りに郵送したとのこと。 このようなミスが起きたとき、そのチェック体制の不備が問題になります。今回の件では、 (1)印刷会社でミスが起きた (2)市の担当者(1人)がそれに気づかず、上司も見落とした ニュースでは、印刷会社が「北区」と「中央区」の表記を取り違えたと言ってますが、あり得るのでしょうか。 私の最初の疑問は、選管は印刷会社に、ハガキをどのように発注したのかということです。 「北区」や「中央区」など、それぞれ別々の原稿を用意して、それぞれ印刷枚数を指定したのでしょうか。 それとも、原稿は1つだけ用意して、「区名」の部分だけ変えて指定枚数だけ印刷するように発注したのか。 詳細不明なので憶測ですが、印刷ミスを誘発しかねない発注の仕方じゃなかったのかと、思えてなりません。 市の担当者は、まさかと思うようなミスを見逃したわけですが、案外起こり得ることだと思います。 誤字脱字の発見に集中していると、堂々と「中央区」と書かれている間違いには気づかない可能性があります。 「上司も見落とした」とされていますが、上司のチェックなど形ばかり。ダブルチェックにはなりません。 今回は文字数の少ないハガキ文書だったので、ダブルチェックなど不要だとタカをくくったのでしょうか。 しかし、担当者が2人いたとしても、並行して2人で手分けしたのであればダブルチェックにはなりません。 そもそも、ダブルチェックによるミス検出率に、相乗効果はありません。せいぜい相加効果です。 いやそれどころろか私は、ダブルチェックほど有害無益なものはないと、日頃から思っています。 相手のチェックに依存してしまい、互いに責任感と緊張感を失うからです。
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