ハンセン病差別への謝罪
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- 2019/07/13(Sat) -
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ハンセン病の元患者らに対する国の賠償責任を認めた熊本地裁の判決を受けて、政府は控訴を見送りました。
安倍首相は謝罪しましたが、しかしその謝り方に問題があり、かえってメディアからの批判を浴びています。 「今回の判決では、いくつかの重大な法律上の問題点がありますが、・・・」という前提がダメなのです。 「判決には不服があるが患者救済を第一に考えた」と謝罪されても、誠実な気持ちを感じません。 国にも言い分はあるのでしょうけど、少なくとも謝罪をする場においては、言い訳などすべきではありません。 控訴しないという温情を見せて、選挙に有利に持っていこうとしたのであれば、残念ながら逆効果です。 そのずるいやり口は、国民にとっくに見透かされています。 選挙を考えるのならなおさら、「判決への不服」など口にせず、真摯な態度で謝罪だけすれば完璧だったのに。 良くも悪くも、いまの安倍政権は圧倒的に強い力を持っています。そして強ければこそ、優しくなれるはず。 過去の自民党政治や官僚を少々批判しても、安倍首相の立場が危うくなることはないでしょう。 選挙結果がどうなるかわかりませんが、今後の安倍首相には、歴史に残る善政を敷いていただきたい。
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