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見通しが甘い?
- 2019/09/13(Fri) -
台風15号の被害によって、千葉県内では大規模な停電が続いています。もう5日目です。
復旧の遅れはさまざまな活動の妨げになり、生活への影響は多大です。エアコンなしで過ごすのもつらい。

停電解消について楽観的な見通しを発表した東電が、自治体やメディアからの批判を浴びています。
気持ちはわかりますが、私に言わせればそんな後付けの批判をしても、なんの解決にもなりません。
常に悲観的な厳しめの発表をすれば良いというものでもないし、見通しは不明だと言い切られても困ります。

原発事故の時、東電は常に甘い認識を示していましたが、あれは責任逃れのための隠蔽の意味もありました。
今回の台風被害を隠蔽する必要はないはずですが、事態を矮小化・過小評価する体質は共通かもしれません。

翻って航空業界です。しつこいようですが、9月9日の成田–ホノルル便について、また考えてみます。
この日、成田–ハワイ(ホノルルまたはコナ)の定期便のうち、JALは5便すべて欠航しました。
一方でANAは、2便のうちNH184便は飛ばし、NH182便だけ欠航しました。
この184便は私が当初乗る予定だったホヌで、それに間に合わないから振り替えてもらったのが182便です。

182便の欠航理由は「乗員繰り」です。地上の交通事情が悪く、乗員が空港にたどり着けなかったわけです。
私が成田に到達できなかった苦労話は先日書きましたが、まさにそのとき乗員も出勤できなかったようです。

ですが驚くべき事に、184便は飛んだのです。JALが5便すべて欠航したときに、ANAは1便飛ばしたのです。
JALの欠航理由も、乗員繰りや機材繰りとされているので、ANAの184便の運航は快挙ともいえます。
がしかし、想像するところ、機材は大丈夫だとしても、乗員の確保は綱渡りだった可能性もあります。

JALがあっさりと欠航を決めるのに比べると、ANAはギリギリまで粘ることが多い気がします。
うまく飛べばいいですが、粘った挙げ句の欠航がいちばん迷惑です。その意味でANAは見通しが甘いのです。

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