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年長児のワクチン
- 2019/10/25(Fri) -
「いま、年長児が接種すべきワクチンは何でしょう?」と問われたら、何ワクチンだと答えますか?

(1)インフルエンザワクチン
ひっかけ問題です。年長児でなくても、この時期には最優先で接種すべきワクチンだと思います。

(2)麻しん/風しん混合(MR)ワクチン第2期
定期接種としては、真っ先に思いつくのがコレ。まだ接種していない方は急ぎましょう。

(3)おたふくかぜワクチンの2回目
1歳の時に1回接種しただけって方がとても多い。通常は2回接種します。2回目は4〜6歳がオススメです。

(4)3種混合ワクチン(DPT)
定期接種としては、ポリオ(IPV)を加えた4種混合ワクチン(DPT-IPV)を、0歳で3回、1歳で1回接種します。
しかし1歳の時の接種の数年後には免疫切れを起こすので、年長児頃の追加接種(任意)が推奨されます。
4種混合ワクチンの5回目の接種が認められていないので、DPTとIPVを別々に接種する必要があります。

(5)不活化ポリオワクチン(IPV)
日本では4種混合ワクチンとして1歳までに4回接種したら終了しますが、そんな先進国は、他にありません。
なぜなら、4歳以降に追加接種をしないと、長期間の免疫が維持できないことがわかっているからです。
欧米のほとんどの国では、0歳で2〜3回、1〜2歳頃に1回、4〜7歳以上で1回以上接種しています。

最近、不活化ポリオワクチンの通算5回目の接種をしたいという、年長児の問い合わせがありました。
われわれの啓蒙活動不足に加えて任意接種の料金も高いので、このような接種希望者はまだ少数派です。

厚労省も数年前から、不活化ポリオワクチンの第2期接種(=通算5回目の接種)を検討しています。
しかし、もっと急ぐワクチン(ロタおたふくかぜワクチン)の導入検討が優先されるのはやむを得ません。

でもそれなら、いい加減になんとかして欲しいのは、HPVワクチンの積極的勧奨接種の再開でしょう。
インフルエンザワクチンを接種しに来た女子中学生にはHPVワクチンも勧めていますが、反応は鈍いですね。

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