体感的には警報レベル
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- 2019/11/23(Sat) -
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インフルエンザは、すでに流行期に入っていますが、今日の診療からは「警報レベル」も間近だと感じました。
いまのところ、小学校の高学年から中学生ぐらいの患者がいちばん多く、乳幼児には比較的少ない印象です。 保育園や幼稚園よりも、小中学校での流行がいま爆発しているのでしょう。 抗インフルエンザ薬では、昨年一時もてはやされた「ゾフルーザ」は、今期はまだ一度も処方していません。 当院での処方薬は事実上、イナビルかタミフルの2択です。 ただし本音を言えば、軽症のインフルエンザの場合には、抗インフルエンザ薬の処方は不要と思っています。 しかし日本人には薬をほしがる人が多く、処方をしなければ苦情が出そうな雰囲気なので、処方しています。 嫌われても悪評を書き込まれても良いから処方はしない、なんて強気に出る勇気はありません。 せいぜい、うちではゾフルーザは出しません、ぐらいの態度をなんとか維持している程度です。 ところで、流行の指標としてよく使われるのが、「定点医療機関あたりの患者報告数」ですね。 これが1週間に10を超えると「注意報レベル」、30を超えると「警報レベル」ということになります。 土日祝日診療をしている当院へは、この時期かなりの人数のインフルエンザ患者が集まります。 患者数はたいてい「定点医療機関あたりの患者報告数」よりかなり多く、いつも流行を先取りする格好です。 そのような、インフル患者が集中しがちな当院が、定点医療機関に選定されることはなさそうですね。
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