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ノドにイクラ
- 2019/12/02(Mon) -
インフルエンザと感染性胃腸炎が同程度に流行しています。
伝染性紅斑(リンゴ病)と咽頭結膜熱(プール熱)もそこそこ、溶連菌感染も少し出ています。

以前から、インフルエンザには特徴的な咽頭所見「インフルエンザ濾胞」があるとされています。
今シーズンはとくに、その「イクラ」のようにプリッと膨らんだ、淡いリンパ濾胞の配列をよく見かけます。
もしかすると、いま流行しているのがA(H1)pdm09(旧・新型インフル)だからかもしれません。

咽頭後壁のリンパ濾胞といえば、インフルエンザに限らず、アデノウイルス感染でも特徴的な所見の1つです。
ただしアデノのイクラは大きく球体で醤油漬けしたような色調ですが、インフルでは半球状で半透明です。

また今シーズンのアデノは、イクラよりも滲出性扁桃炎が顕著なケースが多く、インフルとの区別は容易です。
ただし、その滲出性扁桃炎の白い「苔」が妙に多いとき、じつは溶連菌感染であるケースによく遭遇します。
溶連菌感染の咽頭炎は、もっと手前側が燃えるように赤くベタッとするものですが、しばしば例外があります。

アデノウイルス感染も溶連菌感染も、咽頭を綿棒でぬぐって行う迅速検査で確定診断がつきます。
両方とも疑われる場合、より疑わしい方から検査すべきところですが、私は綿棒2本重ねで咽頭をぬぐいます。
オエッとなるイヤな検査なので、いちどで済ませたいからです。

ところが時々、保険者からレセプトが突き返されます。絨毯爆撃的な検査をするなという理由でしょう。
保険者の理屈では、患者さんを2度「オエッと」言わせてでも検査は1つずつやれと、そういうことなのです。

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