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服薬依頼書
- 2019/12/05(Thu) -
お子さんに薬を処方すると、「服薬依頼書」を書いてくれと頼まれることがあります。

多くの幼稚園や保育園では、医師からの服薬指示(依頼)がなければ、薬を飲ませてくれないのです。
また一部には、原則として保育中の内服ができない「内服薬お断り」の園もあります。

そのような背景がある場合、お母さんはたいてい「1日2回の薬をお願いします」と言ってきます。
風邪などでは、1日3回の薬を1日2回に「減量して」処方しても、たいした問題はありません。
どっちみち対症療法ですから。

ところが、溶連菌感染に対するペニシリン系抗生剤など、どうしても1日3回飲む必要のある薬が問題です。
このような薬は、その作用時間を考慮して1日3回飲むわけで、1日2回では効果が減弱します。
多くのセフェム系抗生剤も同様で、ときどき他院の1日2回の処方を見かけるので驚きます。

本来、1日3回の抗生剤は、1日24時間を3等分した8時間間隔で飲むのが理想です。
つまり、朝8時の次は16時に飲めばいいわけで、昼食後に内服する必要はありません。

園から帰宅するのが午後4時か5時のお子さんなら、朝・帰宅後・寝る前、の3回の内服で良いわけです。
私がそのように説明すると、親御さんは「1日2回内服」の呪縛から解き放たれたような顔をされます。

たまに、園からの帰宅が毎晩7時だというお子さんもいて、その場合は必要に応じて書類を書きます。
ただ、1日3回の抗生剤を、朝7時・昼12時・夜8時、という内服のしかたで良いのかは、疑問です。

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