予診票の刷新を
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- 2020/01/09(Thu) -
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熊本市の、子どもの定期予防接種の予診票が、最近ますます「改悪」されて、書きにくくなってますね。
まず、医師のチェック欄の枠のサイズが、周辺には余白があるのに、とても小さくなっています。 おそらく、機会読み取りする部分だけを大きく、その他は小さくしたのでしょうけど、小さすぎです。 医師が記入する欄は、十分に大きくしてもらわなければ、私のように困る人間が多いと思いますけどね。 ワクチン名は最上部に記載されており、その上に余白が少なく、バインダーで挟んだら見えなくなります。 以前の予診票ではワクチン名がもう少し下に記載されていたので、クリップで隠れることはありませんでした。 近頃は同時接種が当たり前ですが、ワクチン名が見えない数枚の予診票が並ぶと、とても混乱します。 どうしてこのような、現場の実務を無視したデザインにするんでしょうね。考えが及んでないのでしょうか。 「予防接種番号」は、予防接種の予診票に記入する重要な番号ですが、なにかと問題があります。 「親子健康手帳交付番号」とソックリな番号なので、混同する方が後を絶たないことは、前に書いた通り。 予防接種番号は9から始まる9桁の番号ですが、予診票には1桁目の「9」だけがすでに印字されています。 したがって被接種者は、2桁目から記入すれば良いのですが、それで手間が省けたと喜ぶ人はいないでしょう。 むしろ書き間違いや混乱の元です。印刷してある「9」を無視して9桁の予防接種番号を書く方もいます。 同時接種が当たり前になった現在、いちばん望まれるのは、同時接種用の一括予診票ですね。 複数のワクチンの予診票が1枚で済めば、書くのも見るのも楽。一部の自治体ではすでに実現しています。 今年10月から、ロタウイルスワクチンが定期接種化される予定です。 6カ月未満の乳児が接種するワクチンは、同時接種の組み合わせがほぼパターン化します。具体的には、 (1)2カ月時:ヒブ・肺炎球菌・B型肝炎・ロタの1回目 (2)3カ月時:ヒブ・肺炎球菌・B型肝炎・ロタの2回目+4種混合の1回目 (3)4カ月時:ヒブ・肺炎球菌・(ロタの3回目)+4種混合の2回目 (4)5カ月時:4種混合の3回目+BCG このうちせめて(1)〜(3)の予診票を一括化していただきたい。刷新するならまさにこの機会でしょう。
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