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インフル情報の変遷
- 2020/01/12(Sun) -
体感的には警報レベル」だと11月に書いたインフルエンザですが、今はすでに「終息レベル」に感じます。
いやもちろん、油断は禁物ですけど。

異例の早期流行で始まった19/20シーズンですが、昨年最終週の熊本市の定点あたり報告数は24.12でした。
それが警報レベルの30に満たないまま、今年第1週は8.28と報告数は急減しています。

ちょうど流行のピーク直前に年末年始を迎え、学校等での感染拡大が抑えられたのかもしれません。
ある意味、全国一斉に「学校閉鎖」が行われたようなものです。
しかし一方で、全国レベルで人が移動した後の新学期が始まった今、再び患者数が増える可能性はあります。

インフルエンザに関しては、テレビ番組やネットからの情報量も多く、患者さんの理解の助けになっています。

たとえば、インフル発症直後に検査をしても陽性反応が出ないため、少し待ってから来院する方が増えました。
ある意味では妥当な考え方ですが、高熱で苦しんでいるのに、無理矢理長時間待つ必要はありません。
病状と所見等によって、インフルエンザと診断することもできます。検査は絶対必要なものではありません。

インフルエンザによる異常行動が、必ずしもタミフルのせいではないことは、よく知られるようになりました。
前述のように、少し待ってから受診する方が増え、待っている間に異常行動が発生するケースも増えています。
もしも発症後にすぐタミフルを飲んだら、異常行動はタミフル内服の直後に起きるのでしょう。
タミフルに濡れ衣が着せられたのは、そのような例が多かったためだと推測されます。

出席停止期間についても、多くの方が正しく理解しています。順調な経過でも、登校は発症の6日後からです。
最近では成人でも、出勤停止期間を気にする方が増えています。正しい考え方だと思います。

テレビでオカシなことを喋る医者も時々いますが、おおむね適正で有用な情報がメディアから広がっています。
番組で言ってることが、われわれ医療機関の説明とあまり食い違わなくなってきたのは、なによりです。

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