原発運転差し止め再び
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- 2020/01/20(Mon) -
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伊方原子力発電所3号機は、運転差し止めの仮処分決定が昨年取り消されましたが、再び運転差し止めです。
その理由は前回と同様、活断層が近いことと、阿蘇山が近いこと。 大噴火するかもしれない阿蘇山の潜在能力が「再評価」されたことには、地元民としても複雑な心境です。 前にも書いたように、火砕流に襲われた原発は、稼働中であろうとなかろうと、ひどいことになります。 原子炉は充分に頑丈だとしても、核燃料プールが脆弱であることは日本人ならみな知っています。 それに、原子炉周辺の設備が全て焼けてしまえば、全電源喪失は避けられません。 つまり、稼働中かどうかは関係なく、火砕流に襲われた原発はメルトダウンするのです。 それ以前に、伊方原発まで火砕流が到達するような破局噴火なら、九州はたぶん、全滅です。 住民1,200万人を含め、九州のすべての生物が死滅することでしょう。 九州にそのような壊滅的大惨事が起きた状況で、四国の原発を心配しようというのが、今回の決定です。 死滅した九州はそれっきりですが、メルトダウンした四国の原発の影響は、その後ずっと続きますからね。 今回の決定がそこまで考えた上でのものなら、まあ科学的で冷静な判断だとは思います。 ていうか、その前に、九州の原発はどうなのかって話です。
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