新型コロナウイルス
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- 2020/01/23(Thu) -
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「新型コロナウイルス」感染については、いつ書こうかと躊躇している間にも、刻々と事態が変化しています。
武漢市ではついに、公共交通機関の運行が停止されました。なんと1100万人都市を封鎖ですか。さすが中国。 「SARS」で懲りたのか中国当局は珍しく情報を開示しているようですが、それでも鵜呑みにはできません。 武漢市外でもすでに、多数感染していると考えるべきでしょう。それが今後、国内外でさらに広がるわけです。 おりしも「春節」の大型連休が明日から始まり、のべ30億人が国内外を移動すると言われています。 14億人の中国人が、この7日間に1人あたり平均2回ずつ旅行をするというイメージでしょうか。 このうちの一部(700万人)が国外旅行をすると見込まれており、日本にも大勢来ることでしょう。 潜伏期間中の感染者に対しては、通常の水際対策など無意味です。いったいどうやって防げばいいのやら。 国立感染症研究所は、新型コロナウイルス感染症の疑いを次のように定義し、保健所への相談を促しています。 以下の1および2を満たす場合を、「疑い例」とする。 1.発熱かつ呼吸器症状を有している。 2.発症から2週間以内に、以下の(ア), (イ)のいずれかを満たす。 (ア) 武漢市への渡航歴がある。 (イ)「武漢市への渡航歴があり、発熱かつ呼吸器症状を有する人」との接触歴がある。 しかしヒト–ヒト感染が疑われる今、もはや武漢市への渡航歴に限定する意味は薄れつつあります。 上記(ア), (イ)の「武漢市」は、「中国」に置き換えて考えるべきかもしれません。 まだインフルエンザの流行もおさまっていない今、発熱者への対応がとても難しくなるかもしれませんね。
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