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「新しいフェーズに入った」と言うけれど、大流行はやはり避けたい
- 2020/02/15(Sat) -
新型コロナウイルス感染症は、この2,3日で「新しいフェーズに入った」と、しきりに言われています。

特段に致死率の高い病気ではないので、インフルエンザと同じように予防(手洗い等の励行)すれば、大丈夫。
という考え方を基本として、重症化しやすい高齢者らを守ろう、という方向にシフトしつつあります。

しかし、インフルエンザと大きく違う点があることを、よく認識しておかなければなりません。
(1)誰も免疫をもっていない(過去に感染して獲得した免疫もなければ、予防接種による免疫もない)
(2)初期症状はインフルよりも軽い(最初から高熱が出ることが少なく、徐々に悪化する)
(3)潜伏期がインフルよりも長く、潜伏期間中でも感染力がある(知らないうちに感染が広がりやすい)
(4)簡易検査法がない(一般の医療機関では診断ができず、状況証拠で判断するしかないが、それも困難)
(5)特効薬がない(インフルに対するタミフルのような切り札がなく、対症療法しかない)

では、新型コロナウイルスの感染規模はどうなるでしょう。もしもインフルと同等だとしたら、一大事です。

季節性インフルエンザは、毎年約1千万人が罹患し、その結果、約1万人が亡くなっています(超過死亡)。
前述の(1)〜(5)を考慮すれば、新型コロナがインフルよりも大規模な流行になる可能性すらあります。
すなわち最悪の場合、1千万人以上が新型コロナに感染し、1万人以上死亡するかもしれないということです。

軽症なので広がりやすく、でも一部で重症化しやすい新型コロナウイルス感染症って、ほんと、タチが悪い。

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