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日本国民の8割が感染するより前に、ワクチンの完成を
- 2020/03/23(Mon) -
新型コロナウイルス感染の「集団免疫」については、メディア側の理解が乏しいのか、報じ方が不正確です。

英国のジョンソン首相が「集団免疫戦略」を打ちだしたら批判を浴び、方針を転換した顛末がありました。
「じっと耐えて感染症の自然の成り行きに任せる」というのはたしかに、あまりにも無策で無謀でした。

しかし、成り行き任せではなく、感染拡大速度を制御しつつ集団免疫の完成を待つのなら、正しい戦略です。

なぜなら、新型コロナウイルス感染を終息させるための抑止力は、最終的には集団免疫しかないからです。
そして、人間が免疫を獲得する方法は2つ。実際にウイルスに感染するか、ワクチンを接種することです。

周囲のほとんどの人間が免疫を持っていれば、免疫を持っていない人間も、感染を免れることができます。
たとえば麻疹は、地域のワクチン接種率が95%以上であれば、集団免疫が維持され、大流行を抑止できます。
それでもときどき小流行が起きるのは、ワクチン接種率が低い集団の中で感染者が出た場合です。

新型コロナウイルス感染症も、国民の大多数が免疫を持ったら、それ以上の感染拡大は止まるでしょう。
専門家会議が「最終的に人口の79.9%が感染する」と言ったのは、8割が感染したら終息するという意味です。
残りの2割の未感染者は、周囲に8割も既感染者がいるので、新たな感染の機会が減るというわけです。

では、集団免疫が完成するまではどうすべきか。イタリア北部の流行例などを教訓にしなければなりません。
有効な隔離や適度な外出制限等を維持して、気を抜かず、感染拡大の防止に努めるしかありません。
医療が崩壊しない程度に感染者数を抑えつつ、日本国民の8割が感染するまで粘るということでしょうか。
できればそれよりも先に、ワクチンが完成してほしいものです。

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