自院をクラスターにせず、自分は濃厚接触者にならないこと
|
- 2020/04/04(Sat) -
|
東京都で新たに確認された新型コロナウイルス感染者は118人。今日はついに大台に乗ってしまいました。
でも安倍首相はまだ「緊急事態宣言」を出しません。 これでもまだ「ギリギリ持ちこたえている」範囲なのでしょうか。なんとか「瀬戸際」だというのでしょうか。 「必要なら躊躇なく決断する」なんて言葉は何度も聞きましたが、躊躇しまくってるようにしか見えません。 もちろん、諸事情を考慮すれば重い決断でしょうけど、でもコレって、遅れて出したんじゃダメなんです。 とくに今日の118人で問題なのは、感染経路不明の方が81人もいるということです。 既知のクラスター等の中で感染者が増えたのではなく、未知の感染源があちこちにあることが大問題です。 そういえば、「3密」のかわりに「集近閉(シューキンペイ)」などという言葉がネットに登場してますね。 不謹慎と言うことなかれ。こんな暗い時期だからこそ、みんな面白いことを考えたいのです。 微熱や咳が長引く人が、今日も何人か来院されましたが、新型コロナを疑うケースではありませんでした。 しかし今後は、疑わしい症状の方がやって来はじめることでしょう。そのための、当院の準備として、 (1)生活習慣病などの方以外は、駐車場の自家用車内で、診察の直前まで待っていただく (2)問診は、なるべく携帯電話で行う (3)患者は常に院内には1人だけ入れ、その動線を限定し、診察室は1カ所に固定する (4)診察時の防護具は、最低でもマスクとゴーグル、場合によりさらに強化する (5)1人診察が終わるたびに、診察室の換気・洗浄を一定時間行う ガウンやフェイスシールドのほかに、N95マスクをやっと入手できたので、一通りの防護具は揃いました。 仰々しいフル装備ですが、これも当院が感染を広げないことと、自分が濃厚接触者にならないためなのです。 一般の開業医としても、やれるだけのことはやるしかありません。
|
コメント |
コメントの投稿 |
| メイン |
|