FC2ブログ
文學界新人賞受賞作『アキちゃん』(三木三奈)読後感
- 2020/04/20(Mon) -
新型コロナ以外の話題はないものかと探したのですが、どうしても旬のネタはコロナ絡みばかり。
こうなれば奥の手は、映画か小説の感想文、ということになります。
ちょうど「文學界新人賞」の受賞作掲載号が出たので、今夜あわてて読んでみました。

三木三奈(みきみな)氏の『アキちゃん』。
「選考会を議論の渦に巻き込んだ “寄り添わない” 小説」だと評されています。(以下、ネタバレあり)

「寄り添わない」と聞くと、お笑いコンビ「ぺこぱ」の右側の人の「ノリツッコまない」を連想しますね。
それはともかく、『アキちゃん』が面白かったかと問われるなら、私の答は「どうなんかなぁ微妙」です。

今村夏子氏の小説にも似てスラスラ読める平易な文章の中に、「刺さる」文が配置されているのはさすが。
「作品には鮮烈な一言半句を求めるだけだ」という、芥川賞の選考委員だった故開高健氏の言葉の通りです。

一貫した「不機嫌」が本作品の重要な通奏低音ですが、主旋律(テーマ)が私には難しく感じました。
重要な事柄が途中まで故意に隠されている点も、効果的というよりは、私には注意力を失わせる展開でした。
でも高評価している選考委員もいて、となると読み手としては、私もまだまだということなのでしょう。

まさか芥川賞とったりして。ていうか、コロナ騒ぎの中で予定通り7月に芥川賞選考会あるんでしょうかね。

関連記事
この記事のURL | 言葉・文章 | CM(0) | ▲ top
<<家電メーカーがマスク製造なんて、目の付け所がシャープかどうか | メイン | 防護具が不足しているので再利用するとなれば、またリスクがあります>>
コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
| メイン |