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抗体検査はもっと精度を高めないと、誤った情報をもたらすかも
- 2020/05/15(Fri) -
東京の献血者の血液で新型コロナウイルスの抗体検査を行ったところ、0.6%が陽性だったと厚労省が公表。

これを聞いてワイドショーの方々は、「やっぱりそれぐらいいる」だの「まだまだ少ない」だのと言ってます。
単純に東京都の人口に当てはめれば、感染者は約8万人ということになります。そこそこ納得できる数値です。

しかし残念ながら、たった500人という小規模の調査では、統計学的には何の意味も無い気がします。
500人のうち3人が陽性というわけですが、たった1人増えるかどうかで大違い。3人なんて誤差範囲です。

おまけに、昨年1〜3月の関東地方の血液で調べて、も500人中で2人が陽性だったというじゃないですか。
まだ武漢でも患者が発生していない時期の血液ですよ。この「偽陽性」の多さは何ですか。

こうなるともう、この検査キットで感染率を云々することは、無理なんじゃなかろうかと思えてきます。
厚労省は、1万人規模の抗体検査を計画中だと言いますが、同じ検査方法でやるのなら、やめた方がいい。

いま、PCR検査や抗原検査の「偽陰性」が問題になっていますが、「偽陽性」が多いのも大問題ですよ。
もしかすると抗体検査は、臨床現場で使うのではなく、疫学調査としての利用に限定すべきかもしれません。
となると、疫学調査なら結果は急がないので、迅速検査ではなくIgGを定量すれば良さそうなものです。

今後行われる1万人の抗体検査の結果、感染率はせいぜい、0.5%か1%か、せいぜい2%程度でしょう。
日本人のほとんどはコロナ未感染だと判明し、改めて長期戦を覚悟する、そういうデータになりそうですね。

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