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次亜塩素酸ナトリウムの使い途は、濃度しだい
- 2020/06/07(Sun) -
「次亜塩素酸水」の噴霧がダメだと昨日は書きましたが、今日は似て非なる「次亜塩素酸ナトリウム」の話。

家庭用「ハイター」の成分でもある次亜塩素酸ナトリウムは、間違いなく有効かつ強力な消毒薬です。
どんな病原体でも消毒できるので、医療現場で使う消毒薬としては最強の部類です(濃度によりますが)。
刺激が強いので、さすがに手指消毒には使えません。用途に応じて水で薄めて、モノを消毒するのに使います。

希釈すると時間とともに濃度が下がるので、当院では、その日使う消毒薬は毎朝始業時に希釈調整しています。

嘔吐物等で汚染した床などの消毒には0.1%、ソファーやドアノブ等には0.02%の希釈液を使います。
作製に使う原液は2%なので、前者は20倍、後者は100倍に希釈して、何本かの噴霧ボトルに詰めておきます。
もったいないようですが、使い残したものは夕方にはすべて廃棄します。原価の安い薬だからできることです。

この薬はしかし、私はニオイが嫌いです。たぶん誰もが嫌いでしょう。使用したらすぐ換気したくなります。
ただし、トイレや汚物処理室などは別。若干の塩素臭が残るぐらいが、むしろ信頼感があって安心ですね。

塩素臭があるのはプールの水も同じ。次亜塩素酸ナトリウムの消毒が効いている証拠です。
プール熱」や胃腸炎など、子どもたちの間で広まりやすい感染症を防ぐためには必須の消毒法です。
さらに言うなら水道水だって、浄水場で次亜塩素酸ナトリウムが混入され、蛇口まで塩素が残留しています。

そう言えば、子どもが下痢してるときの風呂はどうすべきかと、よく質問を受けます。浴槽の汚染の問題です。
できれば、下痢の子は浴槽に入れないこと。入れるならお尻を良く洗うこと。浴槽はあとでよく洗うこと。
あ、プールと同レベルの残留塩素濃度になるように、浴槽に適量のハイターを入れて入浴したらどうなんだろ。
もちろん、やめといた方がいいです。

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