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「申請主義」の基本理念は「性悪説」
- 2020/06/18(Thu) -
自粛ムードが緩んでも診療患者数はまだ少ないですが、定期予防接種の子どもたちは、そこそこやって来ます。
昭和37年度~昭和53年度生まれの男性を対象とした「風しんの追加的対策」の対象者も、よく来院されます。

そのクーポン券を持参して来た方が最初に受ける「風しんの抗体検査」の、今日はその受診票にモノ申したい。

受診票の中段に、「下記に該当する場合、□に✓を入れてください」と、次のようなチェック項目があります。
「 □私は、風しんの抗体検査を受けることを希望いたしません 」

わざわざクーポン券持って来て受診票を書いた挙げ句に、しかし検査を希望しない中年男性っているんですか。
検査の資格はあるが希望はしないことを正式に表明しに来るヒマ人を想定した、チェック項目ですか。

似たような書類がありますよね。例の、新型コロナ対策に係る「特別定額給付金」の申請書です。
その、「 給付金受給を希望されない方はチェック欄(□)に×印を御記入ください 」という部分。
記入間違いを誘発して「受給を辞退させる」ことで有名なトラップですね。

これなどはもう、バカな書類設計と言うほかありません。作ったのは総務省。市民目線が欠けている証拠です。
一部の自治体は独自に「親切な」申請書を作り直し、国の愚策の尻拭いをする羽目になっています。

一般に、給付金や助成金の申請書類は、細かく面倒で添付書類もやたらに必要で不親切な設計になっています。
「性悪説」を基調とし、不正受給を防ぐためなら申請が面倒でもかまわないというのが基本理念だからです。

風しん抗体検査の受診票や特別定額給付金の申請書の妙なチェック項目も、そこから派生したものでしょう。
市民感覚からすれば、無意味で無駄で不親切で不誠実なチェック項目であり、結果的にはトラップです。

このように不親切な文言を平然と準備するお役人って、どういう思考回路(または性格)なんでしょうね。
市民サービスに関係する書類は、「性善説」を基調とした、もっと簡便で親切で優しい設計であるべきです。

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