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接触は最小限にしたいですが、やはり学校検診に聴診は必須ですね
- 2020/06/23(Tue) -
今年度、某小学校の学校医となり、新型コロナで延びていた内科検診を、ようやく今日行うことになりました。
確保されている時間と児童数を考慮すると、1時間あたり100人のペースで検診する必要があります。
初めての学校検診なのでペース配分が全くわからず、とりあえず1人30秒を目標としました。

児童は全員マスクを装着。間隔を開けて縦に並ぶので、最後尾が廊下のどこまで続いているのかわかりません。
私はフェイスシールドとマスクを装着。顔が暑い。ガウンやキャップや手袋は、今回は使いませんでした。

さて、子どもに挨拶して、姿勢と顔色を見て、上肢や躯幹などの皮膚を見て、胸郭を見て聴診したら30秒です。
打ち合わせでは、児童との接触を最小限にするため、問診等に異常がある子だけ聴診することにしていました。
しかし、症状を伴わない心雑音は、検診の時に聴いておかなければ誰も気づかないと、思い直したのでした。

小学生になって初めて聞こえる心雑音は、多くの場合は心臓に異常の無い「無害性心雑音」です。
今日は、明らかに無害性と思える子はスルーして、ある程度大きな音量の場合にのみ「要精査」としました。

「検診で初めて心雑音を指摘されました」と、当院を受診する小中学生のお子さんが、日頃から時々います。

聴診して必要と思えば、心エコー検査で心房中隔欠損や肺動脈弁狭窄等のチェックをすることになります。
そんな成り行きになると、「心雑音」という言葉に重大な響きがあるので、保護者の方はとても心配されます。

でもご安心を。ほとんどのお子さんの心雑音は無害性で、それがよく聞こえる原因はたいてい貧血です。
エコーは夏休みなどに行いますが、それまでに貧血を治せば、検査の頃には心雑音は小さくなってしまいます。

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