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ソーシャルディスタンスをとるのも、状況次第です
- 2020/08/30(Sun) -
「感染防止を意識した避難訓練」の様子が報じられていました。巨大地震に伴う大津波を想定したものです。
そこで紹介されていたのが、避難の際に他人と一定の距離を取るために「傘」を使うという手法。

傘を利用した接近回避は、すでにあちこちのイベントや集会などでも利用されています。
たしかにそのような、日常生活やレジャー等で傘を使うのなら、それも一つの面白い方法だとは思います。

しかし、大津波のような緊急避難を要する災害で、傘ですか。
大慌てで、命からがら高台まで逃げようと言うときに、傘を使うために片手が塞がるのはどうなんでしょう。
階段や坂道を登ったり、子どもや老人の手を引いたりする際には、両手が自由に使えた方が絶対有利です。
一方の手に、大事な荷物を抱えているかもしれません。そんなときに傘を持ったら、両手が塞がります。

まず、逃げることでしょ、大事なのは。大津波から逃げるときに、コロナもへったくれもないでしょうに。
3密を防ぐのは、安全な場所に着いてからでいいでしょう。感染防御はぜひ、避難所内で徹底しましょうよ。

あ、そうか。今回報じられた避難訓練を、私は勘違いしていたのかもしれません。
「感染防止を意識した避難」の訓練ではなく、感染防止を意識した「避難訓練」だったと考えれば納得。
「傘をさすのは訓練だからです。本番では邪魔なので使わないでくださいね」ってことですよね(希望)。

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