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インフルエンザワクチンの高齢者優先は、冗談ではないようです
- 2020/09/13(Sun) -
「65歳以上の方(定期接種対象者)以外の方は 10月26日まで接種をお待ちください」

厚労省は本気で、今シーズンのインフルエンザワクチンの接種に優先順位を付けようとしています。
ワクチンが「より必要とされている方に確実に届くように」との配慮らしいですが、浅慮としか思えません。

高齢者の接種はそう多くないと、私は予想します。でも国は、いったん決めたこの原則は変えないでしょうね。
新型インフルのとき、妙な優先順位のせいで接種が流行に間に合わなくなった、あの失策を繰り返すようです。

厚労省はどうしても、疾病の予防よりも、ワクチン不足による混乱を予防したいのです。
このことはちょうど、疾病の予防よりも、ワクチンの副作用を防ぎたいことと同じです。

たしかに例年、10月はワクチンが不足がちです。現場では、予約数ギリギリの供給量で接種をこなしています。
そこへ国が大々的に高齢者優先だとぶち上げるのであれば、例年通りの予約取りではマズいかもしれません。

昨シーズン、当院で接種した65歳以上の方は、10月42人、11月65人、12月15人、合計122人でした。
これが今年は倍増するとしても250人。10月に集中したからといって、ワクチン不足が起きるとは思えません。
それなのに、10月1日〜25日までの貴重な25日間を、高齢者だけの接種期間に限定してしまうのは無謀です。

「お示しした日程(26日まで待て)はあくまで目安であり、前後があっても接種を妨げるものではありません」
と厚労省も言ってるので、優先順位はあくまで「お願い」であって、強制力は無いようです。それは良かった。

当院の予約サイトには今年、次の様な記載をして、厚労省の要請にある程度は応じようと思っています。

・今シーズンのインフルエンザワクチンは、65歳以上の高齢者の方への定期接種を優先します。
・高齢者はなるべく10月中に接種できるよう、ワクチンを準備しています。早めにご予約ください。
・その分、64歳以下の方のネット予約枠を例年よりも少なく設定していますので、ご了承ください。

これで許してもらえますよね。もちろん、ネット予約枠の設定は、高齢者の接種数を見ながらの臨機応変です。

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