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原発論争の揺れ
- 2012/09/01(Sat) -
「原発は倫理的エネルギーではない」
昨日の報道ステーションを見ていて、ゲストの東レ経営研究所の佐々木氏の言葉に、ハッとしました。

これはドイツが脱原発を決めた際の考え方だそうですが、その根拠は以下の3点です。
(1)事故の被害が甚大である。
(2)その被害は、国境をまたぐ。
(3)放射性廃棄物の処理は、世代を超える。

私は先日、原発論争について、そろそろ少し現実的になるべきだと書きました
現に、世の中にもそのような論調が増えつつあります。
ヒステリックな反原発論ではなく、少し冷静になろうよ、という「揺り戻し」みたいなものでしょう。
しかしここにきて、少し「揺り戻し過ぎ」のような気もします。
「脱原発は理想論であり、現実を無視した浅はかな考えだ」と言わんばかりの風潮です。

佐々木氏の話を聞いて私も、もう一度、考え直さなくてはならないような気がしてきました。
昨今の「揺り戻し」は、前述した(1)と「経済活動や社会生活の利便性」とを天秤にかけるものです。
そこには(2)の発想がなく、自国の利益と損害だけを考えている点が、まず問題です。
さらに言えば(3)は、ずっと前から原発の根源的問題ですが、3.11以降むしろ忘れられ気味です。

究極的に人間は、原発を是とするのか非とするのか。
「揺り戻し」の振り子はやがて、揺れる方向が逆転する時が来ます。
そうやって往復運動をするうちに、振幅が小さくなり、どこかに落ち着くのでしょうか。
日本はまだ、落ち着きどころを模索しているようです。

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