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診察中の世間話の中にも、いろいろヒントがあります
- 2020/11/23(Mon) -
生活習慣病のご高齢の患者さんは、男性はしばしば寡黙ですが、女性はおおむねおしゃべり好きです。
いや、必ずしもそうではないのですが、そのような方が目立つので、記憶に残るのです。

診察室から出る間際の「ドアノブコメント」が、その前の診察時間よりも(多分)長い方もいらっしゃいます。
もう、ドアノブを取り外して自動ドアにしようかと思うぐらいです。ウソですよ。

処方内容については、ざっくりと把握している方もいれば、すごく厳密に管理している患者さんもいます。
どちらのタイプの方が治療しやすいかは、一概に言えません。

高血圧治療薬を、ブロプレス(8mg錠)からアジルバ(20mg錠)に切り替えた方のケース。
翌月聞いてみたら、20mgでは強すぎると思い、自己判断で半錠の10mg分だけ飲んでいたそうです。
成分が異なる薬物なのでミリ数自体は比較できませんよ、と説明したのですが、私自身にも疑問は残りました。
薬剤名にミリ数を明記することが、かえって誤解を招かないだろうかと。

でもそれでヒントを得て今では、薬を増強する際には、ミリ数の小さな薬に変更する小技を、時々利用します。
もちろん、きちんと説明した上での処方変更ですが、数値から来る威圧感を軽減する効果はあると思います。

配合錠に切り替えることで、薬を減らしたように見せることもありますが、もちろんダマシじゃないですよ。
飲みやすさと、ある種のストレス軽減を狙ったものです。

しかし、良い面ばかりでもありません。まず配合錠は原理上、用量が微調整しにくいのが難点。
覚える薬の名前が増えるのもイヤだし、ジェネリックが使いにくくなれば患者さんには不評です。

日常診療において処方薬は、気持ちよく(したがって確実に)飲んでもらえてなんぼ、ですから。

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