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不活化ポリオワクチン
- 2012/09/05(Wed) -
不活化ポリオワクチンの接種が、今月から始まりました。当院でも1日から開始しています。

待ちに待ったワクチンなのですが、その割に、接種希望者がおおぜい押し寄せる、ってほどでもないです。
それはおそらく、ポリオ自体が、日本では感染する可能性がとても低い病気だからかもしれません。
大あわてで接種するほどの、切迫感がないのでしょう。
日本脳炎も同様で、定期接種(無料接種)ワクチンのなかでは、いちばん接種率が低いです。

いずれもまれな病気ですが、感染したら大変だから、予防するわけです。
しかし「まれな病気の予防のために、まれに副作用が起きるワクチンを接種すべきか」との意見があります。

これまでにも書きましたが、ワクチン接種後の重大な副作用の多くは、いわゆる「紛れ込み」です。
たまたま別の疾患による症状が、たまたまワクチン接種後に出現したものです。いわば「濡れ衣」です。
ただし、ポリオの生ワクチン接種後の麻痺は、ワクチンが原因のきわめて重大な副作用でした。
そしてこのたび、その心配の無い、不活化ポリオワクチンの定期接種が始まったわけです。

それなのに、その不活化ポリオワクチンですら、心配のタネになるようです。
原因は情報不足です。啓蒙活動の不足です。行政とマスコミと、医療機関に責任があります。

いまだにご質問が多いので、あらためてここで確認しておきましょう。
(1)不活化ポリオワクチン接種が原因で、ポリオを発症する危険性は「ゼロ」です。
(2)不活化ポリオワクチン被接種者の便を介して、周囲にポリオ感染の危険が生じる可能性も「ゼロ」。

こういった情報を、例のACとかが、耳にタコができるぐらいTV-CMで流してくれませんかね。

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