4月9日は子宮の日(でした)
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- 2021/04/10(Sat) -
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昨日(4月9日)は「子宮の日」だったというのに、HPVワクチンの話を書きそびれたので今日書いてます。
このワクチンの定期接種対象者は、小6〜高1の女子です。3回の接種に最短でも4カ月(と1日)かかります。 従って、3回とも定期接種(無料接種)したい方は、高1の11月末までに接種を始めなければなりません。 実際には、悩んだ末に高1の冬になって接種を始めて、結局3回目は任意接種になる方が、毎年多いですね。 定期接種ワクチンは、対象年齢(学年)になったらすぐに接種する方と、ギリギリで接種する方がいます。 たとえば、年長児が接種する麻しん風しん混合(MR)ワクチンは、年度初めと年度終わりに接種が集中します。 HPVワクチンではそれが顕著で、小6や中1で接種する方と、高1で始める方との両極端になってますね。 とは言え全体的に接種率自体がとても低く、なかには定期接種であることをご存じない方もいらっしゃいます。 これではマズイと、定期接種ワクチンの存在を知らせるリーフレットの個別配布が、昨年から始まっています。 「ワクチンの接種を個別にはお勧めしないけど、ワクチンの存在は個別にお知らせしたからね」 そんな不思議な通知なのですが、厚労省は現時点で、これ以上踏み込もうとはしていません。 新年度に入り、当院を受診した対象学年のお子さんには全員に、HPVワクチンの接種をオススメしています。 特に高1の方。コロナがどうなるか分かりませんから、できれば早めに(至急)打ちましょう。子宮だけに。 ワクチンの院内在庫は十分あります。子宮(ウテルス)だけに、いつでも「打てるッス」。
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