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新型コロナの「抗原検査」にも、いろいろあります
- 2021/06/20(Sun) -
東京五輪出場のために来日したウガンダ代表選手団9人のうち1人で、新型コロナ感染が確認されました。
成田空港到着時の抗原検査で陽性だった1人に、PCRで再検査を行ったら陽性だった、という経緯です。

「抗原定量検査『陽性』→PCR検査で確認」というのが、五輪海外選手らの来日時や滞在中の検査の流れです。
時間的制約や選手の負担を考慮したものでしょう。同じ唾液検体を用いて検査できるのが利点です。

「抗原定性検査『陰性』→PCR検査で確認」というのが、病状にもよりますが当院発熱外来での検査方針です。
鼻腔ぬぐい液を用いるこの検査法は簡便で判定時間も短いので、感染者の早期発見のためにはとても有用です。

同じ「抗原検査」ですが、定量検査はPCR検査並に感度が高いとされ、一方定性検査の感度はイマイチです。
なので抗原定性検査は、陰性証明のためには使えません。あくまで、陽性判定のために使う簡易ツールです。

とは言え、とりあえず抗原検査だけやってみましょうかというケースは、不本意ながら当院でも多いですね。
少なくとも発熱外来レベルでは、どのような検査も本人の承諾なしには行えません。
抗原検査なら応じるけどPCRはイヤ、という方に対して、PCR検査を無理強いすることはできません。

その「感度が低い」とされる抗原定性検査なので、もしも陽性だったら、もうPCRはせずコロナ確定です。
なので今回の五輪選手のような「抗原陽性→PCR検査」という報道があると、現場はやりにくくなるのです。

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