『ブラックボックス』読中感
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- 2022/01/19(Wed) -
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「芥川賞」。私はまた、獲り損ねました。敗因はたぶん、私が何も(小説を)書いていないことでしょう。
受賞したのは、砂川文次氏(31)の『ブラックボックス』。都内の区役所に勤める公務員作家ですか。 自衛官時代に『市街戦』でデビューし、芥川賞は3回目の候補だったといいますから、かなりの人物です。 さっそくKindleで購入し、どら焼きを食べながら読み始めました。 これはまた、文が短くて読みやすい。まるで自転車をシャカシャカこいでいるような、スピード感があります。 ところが、短い文ばかりをハイスピードで読んでいると、なんだか過呼吸のような息苦しさを感じてきました。 面白いものですね。やたらに句読点の少ない『苦役列車』で感じた低酸素とはまた異なる息苦しさです。 いや待て、夜10時を過ぎてから小説を読み始めるのも、どうなの。宿題(ブログ)を先に済ませとかなきゃ。 そう思い直して、いまコレを書いています。読書感想文は明日以降に書くことにします。 ところで、「過呼吸症候群(過換気症候群)」の患者さんは、「空気が足りない」と訴えます。 息を吸おうとしても十分に吸えない、肺に入ってこない、そう感じてますます呼吸が速くなります。 これは気のせいではありません。本当に空気が入らないのです。なぜなら、息を十分に吐いていないからです。 なので対処法は、いったん、息を完全に吐き出すことです。吐き出したところで少し息を止めたら、完璧です。 昔よくやっていた「ペーパーバッグ法」は、低酸素を来す危険があるので、今は勧められていません。
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