日常化してきた発熱外来
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- 2022/01/24(Mon) -
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今日は新たに18道府県が「まん延防止等重点措置」の適用を政府に要請しました。
これで適用地域は34の都道府県に拡大されることになり、人口的には日本の大半を占めます。 平日の今日も、当院の発熱外来受診者は多く、まだまだピークアウトを語るには早いかもしれません。 近隣の小中学校や病院でもクラスターが発生しており、むしろ今後さらに感染が拡大しそうな勢いを感じます。 「じつは抗原検査で陽性でした」と、診療の終わり頃になって教えてくれる方がいて、少々困惑します。 もちろんそのぐらいのことで、ひるんだりはしません。常に受診者全員が感染者と想定して接していますから。 「無料PCR検査で陽性だったので来ました」という方は、相変わらず多いですね。 最初の検査所で発生届を出してくれたらいいのに、ムダな検査と待ち時間(=感染拡大時間)を生むだけです。 診察中にクシャミを浴びそうになることがありますが、瞬時に横っ飛びに逃げるのも上手くなりました。 マスクや手袋等の防護具や消毒液の消費は著しいですが、物品が不足することはなくなりました。 スタッフが保険証や領収証・処方箋や現金を受け渡す流れも、安全な方法が完全に確立しています。 かように発熱外来はもう日常診療となりましたが、いかんせん、いまは受診者や感染者数が多すぎます。 明らかに、非発熱者の診療を圧迫しています。待ち時間が長くなったり、予定検査の取りやめもしばしば。 保健所へのFAXは届かないし、ネットで出した発生届もなかなか読んでもらえず、妙な行き違いも出てきます。 もうそろそろ、「全例検査」は見直す時期なのかもしれませんね。
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