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帯状疱疹予防策としての「水痘パーティー」の勧め
- 2022/05/06(Fri) -
コロナ禍で帯状疱疹が増えていると、よく報じられます。
たしかに時々帯状疱疹の方が来院されますが、受診控えもあるのか、格段に増えた印象は私にはありません。

「コロナ禍で帯状疱疹が増えた」と思いたがるのは、「今年の夏は暑い」と毎年言ってるのと似ています。
例えばNHKの『ガッテン』が、「急増中!風疹&帯状ほう疹 徹底対策SP」を放送したのは、2019年でした。
『ガッテン』を鵜呑みにはしませんが、コロナ禍の前から、近年帯状疱疹は増えてきているようです。

コロナ禍のストレスが帯状疱疹の増加とは無関係とは言いません。しかしやはり主因は別にあります。
最大の原因は、水痘ワクチンの定期接種化によって、世の中の水痘の患者が激減したことだといわれます。

水痘はきわめて感染力が強いので、かつては知らず知らずのうちに巷で水痘ウイルスに接触していたのです。
接触するたびに、弱りかけていた水痘の免疫が補強される「ブースター効果」が発揮されてきたわけです。

ところがその接触機会が減り、免疫が維持できず、帯状疱疹を発症する可能性が高まってしまいました。
その意味では、コロナ禍で人が集まらなくなったことも、あながち無関係ではないかもしれませんね。
なのでいまや、帯状疱疹を予防するためには、ワクチンの接種によって免疫を維持しなければなりません。

帯状疱疹を予防するためのワクチンは、従来の生ワクチンに加え、最近では不活化ワクチンもあります。
不活化ワクチンの方が強い免疫がつきますが、2回の接種が必要で、副反応がやや強く、しかも高額です。

いちばん有効なのは、水痘ウイルスに直接接触して免疫を高めることでしょう。なにしろ「無料」ですし。
近所に水痘のお子さんがいたら、「水痘パーティー」でも開いて、みんなで免疫をわけてもらいましょう。
知り合いが帯状疱疹になったら、見舞いがてら、水疱を触らせてもらいましょう。
なおこれは、水痘罹患歴のある方に限ります。罹患歴の無い方がこれをすると、水痘に罹ってしまいますので。

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