4種混合ワクチン
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- 2012/10/26(Fri) -
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4種混合ワクチンが、いよいよ来月から、定期予防接種の仲間入りをします。
従来の3種混合(DPT:ジフテリア、百日咳、破傷風)に、ポリオが加わったワクチンです。 DPTとポリオを別々に接種する場合と、医学的には効果が全く同じですが、注射の回数は減らせます。 乳児が接種すべきワクチンの種類がどんどん増えてきているので、スケジュール調整がたいへんです。 途中で風邪をひいたりすれば、接種計画はどんどんずれていきます。 効率良く接種を完了して、早めに免疫をつけるためには、複数のワクチンの同時接種が有効です。 ところが今なお、同時接種に抵抗のある方、懐疑的な方、不安を感じる方がたくさんいらっしゃいます。 しかし考えてみて下さい。 4種混合ワクチンというのは、4つのワクチンを同時に接種するのと同じことです。3種混合なら3つ同時。 インフルエンザワクチンでも、3つの型のワクチンが混合されています。 麻しん/風しん混合(MR)ワクチンは、その名の通り、麻しんワクチンと風しんワクチンの混合です。 混合ワクチンというのはみな、複数のワクチンの同時接種と同じことなのです。 違うのは、あらかじめ工場で混合してあるので、針を刺す回数が1回で済むことぐらいのもの。 同時接種をすることで、新たなリスクが生まれることが無いことは、よく考えればわかることです。 まだまだ啓蒙活動が必要ですね。
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