院内隔離室は、小さくてもたくさんあった方がいい
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- 2022/06/18(Sat) -
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当院を受診される方を大別すると、
(1)コロナではない:生活習慣病等の慢性疾患で通院中の方や、予防接種のために来院された方など (2)コロナではなさそう:呼吸器や消化器症状があるが、状況等により、コロナの可能性が低いと思える方 (3)もしかするとコロナ:症状と状況から、コロナの可能性を考慮すべき方 (4)たぶんコロナ:濃厚接触+有症状など、コロナの疑いが強い方 (5)コロナ:確定診断後の再診者など 発熱外来の経験上、(2)でも油断してはならないことはわかっています。極論すれば(1)だって同じ。 ほぼ全ての受診者が、濃淡はあれコロナの疑いがあるのであれば、全員を互いに隔離しなければなりません。 そのためいまは患者さんの自家用車を、個室待合室代わりに使わせてもらっています。 しかし院内での検査・処置・点滴等が必要な場合があり、院内隔離のやりくりで苦労することになります。 なので時々思うのは、隔離診察室をもっとたくさん作っときゃ良かった、ということ。 小さな診察室を10部屋ぐらいずらっと並べて、各部屋には駐車場から直接入れるようにドアを付けます。 その出入口の反対側には、スタッフがバックヤードから出入りするためのドアを付けます。 受診者がみな自家用車で来るとは限りません。徒歩や自転車やタクシーで来院される方もいます。 車が無いと順番待ちや検査結果待ちのための場所がないので、院内の隔離室を長時間占有されてしまいます。 そのような方のためだけでなく、採血や点滴などのためにも、個室は複数必要で多いほどいいのです。 いまから開業しようという方には、「駐車場から直接入れる多数の個室」を作ることをオススメします。
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